【 宅配ボックス付き賃貸物件 】
2025年06月19日
自宅にいる時間帯が不規則な方や平日や昼間に受け取りが難しい方、通販などをよく利用する方にとって、宅配ボックスは賃貸物件の人気設備のひとつとなっています。
今回は宅配ボックス付き賃貸物件のメリットや種類、注意点についてご紹介します。
宅配ボックスとは?
不在時でも荷物を受け取ることができるように配達された荷物を宅配業者が入れるための箱のことで、宅配ロッカーとも言われています。
宅配ボックスの種類
集合住宅に設置されている宅配ボックスには、大きく3つの種類があります。
① 機械式
設定された暗証番号で解錠するタイプです。まず宅配業者がボックスに荷物を入れる際に暗証番号を設定し、入居者は不在票に記載された暗証番号を入力して荷物を受け取ります。
② 電子式(接触型)
不在票を確認したら液晶パネルに部屋番号や部屋ごとに設定されている暗証番号を入力し、荷物を受け取ります。
③ 電子式(非接触型)
液晶パネルで操作するのは②と同じですが、暗証番号ではなくカードキーをかざして解錠します。カードキーのほか、部屋の鍵にICチップが埋め込まれているタイプもあります。荷物を受け取るたびに暗証番号を入力する必要がないのがメリットですが、カードキーの磁気不良や紛失があると開かなくなるので保管に気を付ける必要があります。
宅配ボックスのメリット
◎ 不在でも最短で荷物が受け取れる
最も大きなメリットは、日時を気にせず最短で荷物を受け取ることができるという点です。不在でも宅配ボックスに荷物が入れられれば、帰宅と同時に受け取ることが可能です。
最短で荷物を受け取れるので、すぐに必要な買い物をするときも便利ですね。
◎ セキュリティ面が安心
直接顔をあわせるわけではないので、宅配業者を装った悪質なセールスなどを回避することができます。特に一人暮らしの女性にとっては防犯対策になります。
◎ 時間を有効に使える
日時指定をして直接受け取る際には、宅配が来る時間帯は家にいる必要があります。時間指定もあまり細かくはできないので、その分在宅していなければならない時間が伸びます。宅配ボックスがあれば、在宅する必要がないので時間を有効に使うことができます。
◎ 再配達を依頼しなくていい(再配達の時間に在宅しなくていい)
配達時に不在の場合、不在票が入っているので再配達を依頼しますが、指定する再配達が翌日以降になることが多い上に指定の時間に在宅している必要があり、面倒と感じる人も多いようです。宅配ボックスがあれば、荷物の受け取りが翌日以降になることもなく、再配達の手続きの手間もかかりません。
また、再配達を依頼しなくて済むということは、受け取る側の手間がかからないほか、宅配業者の人件費や配達時のCO2の削減ができるというというメリットもあります。
宅配ボックスの注意点
▲ 家賃が相場よりも高くなる可能性がある
宅配ボックスは生活に必須なものではなく、いうなればオプションのようなものです。加えて宅配ボックスがあるのは基本的にオートロック物件のようなセキュリティがしっかりしている物件に設置されている傾向にあるので、その分家賃は高くなりがちです。
▲ 管理費が相場よりも高くなる可能性がある
宅配ボックスが電気式の場合、それに必要な電気代やメンテナンス代などを理由に管理費が高くなる場合があります。
▲ 荷物受け取りのトラブルが発生
ダイヤル式の場合、配送業者が開錠番号を伝票に書き忘れたまま投函してしまったり、誤った番号を記載してしまい荷物が受け取れないトラブルが発生することがあります。また、開錠番号が書かれた紙が抜き取られて、荷物を持ち逃げされる、というケースもあります。
▲ 宅配ボックスに入れられないこともある
宅配ボックスは容量が限られているので、複数の荷物でいっぱいだったりサイズが大きすぎで入らないこともあります。
生鮮食品や代引き商品の受け取りもできません。
* * *
荷物の受け取りに便利な宅配ボックスの基本的な使い方やメリット・注意点についてご紹介しました。宅配ボックスは魅力的な設備ですが、長期の旅行に出かけているときに荷物が宅配ボックスに届けられて長期間放置されてしまうということもあります。また暗証番号などの管理には十分な注意が必要です。
マンションの宅配ボックスは住民みんなで使うものですので、マナーやルールを守って、気持ちよく使用したいですね。
私たち大蔵商事株式会社では、お客様の幅広いニーズに真擊にお応えいたしますので、お気軽にお問い合わせください。