【 賃貸借契約までの流れ 】
2022年08月01日
【 賃貸借契約までの流れ 】
賃貸物件で暮らすには、契約して入居するまでにいくつかのステップをふみます。
初めてお部屋探しをする方にとっては、難しいことに思えてしまいがちですが、実はシンプルな流れです。
今回は、賃貸を契約する流れと、契約するまでの注意点をわかりやすく解説します。
●賃貸借契約の4つのステップ
賃貸借契約のおおまかな流れは①物件探し ②申込み ③審査 ④契約という4つのステップです。
① 物件探しは、不動産のポータルサイトなどで物件を探し、気になる物件について不動産会社を訪ねます。
そこで、物件についての概要を聞き、内覧をします。
物件探しをする際に「家賃の上限」と「譲れない条件」を確認しておきましょう。
家賃の目安は月収の1/4~1/3以下と言われます。
普段の生活がより豊かになるためにも無理のない家賃設定をしましょう。
② 内覧をし、気に入れば申込みの流れに移ります。
申込みでは入居申込書に記入しますが、その際、連帯保証人の住所や氏名、年収、勤務先などの情報が必要となります。
内覧で確認したいポイントは「防音性」「日当たり」「水廻り」「設備」「共用部分」「収納」「周辺環境」などです。
入居後、最も後悔しやすい「音」については、しっかり確認しましょう。
多くの場合、申込みは先着順となります。内見後すぐに申込みをする人もいます。譲れない条件がクリアしていて、物件も良いと思ったら早めの申込みを考えましょう。ただ、申込み後、借りる側からのキャンセルは基本的にはできませんのでキープでの申込みはしないようにしましょう。
③ 入居申込書やその他必要書類をもとに、審査となります。
審査では「家賃の支払い能力」「連帯保証人の保証意思」「入居者の性格や属性」をチェックします。
家賃が収入に見合わないなど支払いに不安がある場合や、過去に振込忘れなどの軽度なミス以外での家賃滞納がある場合は注意が必要です。
審査に要する期間は3~5日程度で、契約までに少し日数が必要となります。
④ 審査を通過し契約となります。
賃貸借契約では、貸主と借主は誰か、どこの物件を借りるのか、家賃や期間、更新について、禁止事項、解約についてなどの取り決めをします。
契約前に宅地建物取引士から「重要事項説明」があります。ここでしっかりわからないことは質問しましょう。
契約が終わればいよいよ入居です!
賃貸借契約までの全体の流れがわかっていると、お部屋探しも安心して、計画的にすすめられます。
ぜひ、ご自分に最適な物件を見つけて、快適な暮らしを実現してください。